会員寄稿

国際社会から見た日本、慈愛の種を播き刈り取るよろこび

畑田美雄

国際ロータリークラブ第2640地区ガバナー 小島哲様、羽曳野市長 福谷剛蔵様はじめ地区ガバナー、近隣クラブ会長並びに各界のご来賓のご臨席を賜り、記念式典を開催できました事を心からお礼申し上げます。又友好クラブの台北南欣ロータリークラブ 歐会長夫妻はじめ30名の会員並びにそのご家族のご出席を頂き、その友情に感謝申し上げます。

我国をとりまく国際情勢は、米国の同時テロ後米国を軸に築き上げられた国際社会の協調体制が、二つの試練に直面していると思います。イラクと北朝鮮からの挑戦でどう解決して行くか、それによって今後の国際社会の安定度が左右されると思います。 又国内では、日本経済がデフレの深みにはまり込み活力を失いつつあり、1993年に世界第1位だった日本の国際競争力は2002年には30位まで落込み、重くのしかかる不良債権と株価の暴落、八方塞がりの日本経済の中で再生の起爆剤として期待がかかっているのが、特許やブランド、ノウハウ等の知的財産を活用し「知力国家」を目指さなければと、各新聞マスコミなどで盛んに報道されています。又デフレで努力する企業を応援するためにも政府は金融政策、財政政策をフル活動する態勢を整え、デフレを払拭する義務があると思います。

さて今年のラタクル会長のテーマは「慈愛の種を播きましょう」です。又2000〜2001年度のデブリン会長のテーマは「意識を喚起し、進んで行動を」です。私はデブリン会長もラタクル会長もテーマの内容は同じだと思います。 私自身の一年間目標を書き損じハガキ500枚以上の協力依頼をしよう、それが地域社会の人々と共に行動し地域に密着した奉仕活動を行えると思い、地区住民にロータリーの意義、活動等言いつづけ、対話し人道的な心のふれ合の中から啓蒙し、協力をいただき、妻には婦人会会長の立場で、日本ユネスコ協会、識字率向上運動に協力してほしい(書き損じハガキ)と御願いしてまわりました。今思えば対話の中から啓蒙しアクションを起こし、豊かな人道奉仕の実りを刈り取ることが出来た充実したよろこびを夫妻でよろこんでおります。
ちなみに「967」枚は一生わすれないでしょう。我々夫妻の「寿」です。御協力願った皆様に感謝申し上げたいと思っております。

ロータリーに入会し「何もなし」「よきも、悪きもなし」「与えられるものもなし」自分でつかみとるもので、義務感から楽しみに変わってゆくものだと思うきょうこのごろです。