会員寄稿

はびきのロータリークラブ30周年を言祝ぐ

塚原昭人

 昨年4月、井関前会長、金井前幹事のご推挙を頂き、はびきのロータリークラブへ入会しました。早1年を過ぎ、ようやく全会員の皆様方とお話ができる環境が整ったと、内心本当に喜んでいましたが、突然の転機(宿命と職責上)、愛しいクラブを離れなくてはなりません。
 このような私が、ご依頼とはいえ栄えある記念誌に拙論を上梓したり、クラブ30周年を寿ぐ寄稿に名を連ねてよいものか、正直悩みました。でも、たとえ期間が短かったにせよ、私にとっては、皆様方とのご縁を頂戴し、さまざまな人生観や匠の技を学ばせて頂いたのですから、せめて、御礼と感謝の意を込めて敢えて筆を執りました。

 入会当初の歓迎会での宴席では、諸先輩方から頂戴した暖かい励ましの言葉やアドバイスは、今なお私の心の糧となっています。とりわけ、松本会員からは、後輩(年齢上)が誕生したと、殊のほか喜んでいただいたことを記憶しています。続いての熱烈歓迎(恐怖?失礼!)の2次会では、"ロータリアンの何たるか"を畑田会員・黒川会員・金井会員・八尾会員・豊川会員から懇切丁寧にご教示いただいたように思えます。【※[クイズ]この時、一番活躍された日本の名医は誰でしょう。】この洗礼があって、毎週の例会には極力出席しようと心掛けましたが、あいにく例会後のお誘いには、当方の事情によって、出席が叶わなかったことが残念でたまりません。また、太子町との合同例会の日に、早々と着いておられた八尾SAAには、新人としての心得や会員との親睦について、貴重なお話を聞く機会を頂戴しました。

 とりわけ、新谷会長、畑田幹事には、特段のご配慮やご教導を賜り、出席副委員長を拝命したお陰で、早期に全会員のお顔とお名前を一致させる機会も得ました。ただただ感謝です。
 納谷会員には公私にわたってお世話になり、いつも"和顔愛語"で声を掛けていただいたことは、どれほど私を勇気づけていただいたことか。市口会員・清水会員・宮崎会員・長谷部会員・安井会員には、クラブでの役割分担をご指導いただきました。大先輩の芝池会員・杉浦会員・木村会員・田村会員にも折にふれて激励をいただき、堂山会員・山本会員には私の至らぬ点を数々お支えいただきました。教育職として大先輩の松村会員からは、常にお席が近かったこともあり、細やかなお心配りに感動いたしました。また、信念をもったクラブ員としての福田会員・岩本会員のご発言にも、幾度となく感銘をうけた記憶がございます。
 そして、僧職にあられる高橋会員・水谷会員からは、クラブ内の融和を一大事とされる、まさに在家にあって大乗精神を具現化する菩薩の御業として、数多くのことを学びました。

 何よりも嬉しかったことは、療養中の岡野会員と30周年記念式典で、はじめてお会いしたにもかかわらず、ご交誼いただけたことです。(自身の卓話「マジック」に、ご参加いただけなかったことは心残りですが)もちろん、ご尊名にふれていない先輩諸氏からも、ご教導いただましたこと、この場を借りて厚く御礼申し上げます。事務局の古川さんにも、心から感謝申し上げます。今となって、幾ばくかの心残りは、せめて先輩会員から頂戴した学恩に応えられたかどうかです。いずれにしても、はびきのロータリーには、無尽の知的資源と多彩なヒューマン・リソースが集積されています。次年度に向けて、貴クラブのさらなる飛翔と飛躍を祈念しつつ、はびきのロータリークラブの三十路を誰よりも言祝ぐものです。