会員寄稿

ロータリー入会後の12年間を振返って

安井栄一郎

平成2年12月に羽曳野ロータリーに入会させて頂いたが、この12年間に当初は予想もしなかった程、多くの人々と友好を暖める事が出来たのは、ロータリーのお陰である。
 1995年秋、ロータリーの世界的規模の同好会「インターナショナル ヨッティング フェローシップ オブ ロータリアンズ」、通称「IYFR」に入会した。私が所属するのは「大阪湾フリート」と云う現在の会員数50名余りのクラブで、色々と催されるヨット、クルーザー等、船を通じての楽しい催しに参加して居る。全世界の会員数は3千人余り。毎年一回全員記載の会員名簿が吾々の手元に送られて来る。毎年の総会は世界大会が開かれる各地で同時期に開催され、来年の大阪大会には世界各地からのヨットマンの来阪が予想され「大阪湾フリート」の会員達は現在、歓迎の準備に余念がない。

 世界大会と云えば1995年6月のニース大会に私は個人で参加、5泊6日ニースに滞在し、世界から集った色々な国の人々との友好を暖めた。6月の日差しまぶしい地中海の保養地ニースの町には、3万人を越えるロータリアンが満ち溢れ、ニースの町又人々は吾々をこの上なく暖かく迎えてくれた。一人旅の私を少しも寂しく感じさせなかったのは、彼等世界のロータリアンとニースの人々の親しみと友情のお陰であると思って居る。

ニースの夜、丁度海から上る満月の海岸を一人で散歩して居た時、一組の日本人夫婦に呼びとめられ、1時間程歓談した。夫婦は大西洋岸ワインの名産地ボルドーよりレンタカーで数日かけてニースに到着、大会に参加、明日パリ経由で帰国するとの事であった。同氏は東京練馬区大泉の日蓮宗の坊さんで、今年頂いた年賀状によると本堂の床下に狸の一族が住みつき、電話線等をかじられ弱って居るとの事であった。又今年1月末に米国より頂いた絵ハガキによれば、今年7月よりの2580地区ガバナーエレクトとして、現在アナハイムで研修中との事、来年大阪大会でお会いするのを楽しみにして居る。