21世紀へのROTARY THE KEY

2640地区パストガバナー
月山 和男(和歌山南)

 今年の櫻は3月末に開花しましたが、その後寒気が再来した為に満開の時期が遅れ、長い期間華を賞でることが出来ました。
 私が地区ガバナーに就任したのが1985〜1986年でしたから、16年前の私が54〜55才、昭和生でも当時のガバナーとしては最年少の若輩者でありました。それ故に随分可愛がって頂きもしましたが、又、随分お叱りも頂きました。クラブ公式訪問に際しましても、殆どのクラブ会長は私より年長の方でもあり、私よりロータリー歴の長い方々で、それだけに気も遣い勉強も致しましたが、何分にも浅学非才、駄馬はいつまでも駄馬で駿馬になり得ず、皆様方に大変御心配をおかけし、御迷惑をおかけしました。それでも地区大会には、日本進出の東ヶ崎、向笠元R.I.会長、湯浅元R.I.副会長はじめ、殆どのR.I.元理事及びR.I.理事が御出席いただき、分割後4年目の当地区を知っていただけた事は本当に幸せなことでありました。
 私の年度のR.I.テーマは「YOU ARE THE KEY」でありました。やや団体奉仕に傾きかけたロータリーを個人奉仕を中心とするロータリーに引きもどすようなテーマでもあり、決議23−34が重んぜられた年度でありました。今でも私の財布の中にはクラブ会長の皆様方にお配りしたシンボルマークのキーホルダーと、それにぶらさがってNEW CLUB AWARDのメダル3個が入れてあり、時にふれ折にふれ、それを見つめ御支援いただき御苦労をおかけした方々の顔を想い浮かべ感謝いたしますと共に、その御恩に報いようと勇気づけられております。
 ロータリーは駄馬であった私に重荷を背負わせ、鞭をあて、叱咤激励し、少しでも世の為、人の為に超我の奉仕を志す人間に成長させて呉れた恩人であると同時に暖かい友情の輪を広め、謙虚さと責任感を教えて呉れた恩人であります。
 私も年月と共に老馬に近づき、そろそろ引退の時が来ていると感じる今日此頃でありますが、生ある限り多くの方々から頂いた温情に報いるためにも余生を送りたいと思っております。
 すばらしい水田ガバナー年度に感激すると共に来るべき前田ガバナー年度がすばらしい年度になりますよう祈念いたします。

 

地区10番目インターアクトクラブ創立

新免 俊和(松原中)

 松原中ロータリークラブ提唱のインターアクトクラブが、府立松原高等学校に創立されることになりました。
 平成13年3月28日に第2640地区としては、10番目のインターアクトクラブの創立総会が、水田ガバナーはじめご来賓のご出席を頂き、又当クラブ会員30数名出席のもとに府立松原高等学校で開かれ、無事終了致しました。
 今後の松原高等学校インターアクトクラブの若者達の奉仕活動、国際交流に期待します。

 

財団研究グループ交換(Group Study Exchange)
派 遣 団 員 募 集

 このプログラムは、専門職務に携わる若い男女のチームが、海外の国のチームと訪問の交換をするものです。
 このチームメンバーに選ばれた方は、その国で4週間滞在し、自分の国の文化や知識を伝え、かつ相手国の文化、習慣、職業などを体験します。
 このGSEチームは、ロータリアン以外のチームメンバー4名と1人のロータリアンを団長として構成され、人々との交流を通じて国際理解を深め、民間の親善大使としての役割も果たします。特色は他の海外旅行や留学と異なり、ロータリアンの自宅にホームステイして、同じ専門職に携わる人々に会う機会や、職業研修のチャンスを得ます。また訪問先ロータリークラブのプレゼンテーションでは、日本の紹介を行い親善をはかります。

1. 交換相手国: インド南部 タミルナドウ州 R.I.3000地区
2. 実施予定日: 2002年 1月2日(水)〜1月31日(木)
3. 募集人員  : 4名 
          25才から40才までの職業人、R.I.2640地区に居住或いは
          勤務している者で、同じ職種に2年以上勤めている者
4. 参加申込書: ガバナー事務所まで請求して下さい。
          (参加費用はかかりません。小遣い程度です。)
5. 締   切  : 2001年6月30日
※尚、ご質問等がありましたら、ガバナー事務所までお問い合わせ下さい。

 

 

岸和田東ロータリークラブ

クラブ創立25周年記念式典及び祝賀会

会長 西野 公朗
25周年実行委員長 畑田 率達

 新世紀幕開けに先駆け、岸和田東ロータリークラブがここに、創立25周年という輝かしい歴史を刻むべく、かくも盛大に記念式典を開催できましたことを、会員を代表致しまして心より感謝申し上げるものでございます。当クラブの発展は、創立以来、諸先輩のひとえに高揚なる奉仕精神の継続の賜物と、今さらながら敬意を表するものでございます。
 今年度の国際ロータリーのテーマは、“意識を喚起し、進んで行動を”であります。この意義を再び、ロータリアン1人1人の挑戦課題としたいと思います。新しい世紀の平和構築も1人の勇気あるロータリアンの行動から始まります。西野会長を中心に、ここに岸和田東ロータリークラブは、地域社会及び世界に、進んで行動を起こすことを決意するものであります。
 当日は岸和田市長はじめ当地区パスト・ガバナーの皆様、アメリカからはサウスサンフランシスコRC、フィリピンからはイントラムロスマニラRC、近隣ロータリークラブ及び多くのご来賓の方々にご臨席を賜り心よりお礼申し上げます。

 

クラブだより

那智勝浦ロータリー

ポリオ撲滅街頭募金

那智勝浦RC会長 地区ポリオプラス委員会委員長
木下 総一郎

 今年も、わがクラブでは恒例の「南の国の雪まつり」に参加し、ポリオ撲滅街頭募金を行いました。今年で6回めですが毎回この行事に参加し、街頭募金を行っています。
 もともとは、暖かい勝浦の子供達は、積もった雪を見たことがないものですから、商工会と役場が共催のかたちで、滋賀県余呉町から雪をトラックで何杯も運んでくるのです。それに鮪の安売りとか、この地の特産品の即売会等が道の両側にずらっと並びます。子供達は親や爺さんに連れられて、雪山のうえから滑ったり、雪合戦をして遊ぶのです。用意した風船を子供にあげて、世界中からポリオを無くする募金をお願いするのです。いつも多くのひとにご協力いただくのですが、今年も132,218円のご寄付を戴き、早速、お金はガバナー事務所へ送金しました。今後も続ける予定です。

御坊ロータリー

環境保全委員長 北野 兼

 平成13年2月18日(日)、心配していた天候もなんとか穏やかになり、御坊ロータリークラブ9名、御坊ロータリーアクトクラブ4名、中津村役場2名、矢筈老人クラブ6名のご協力をいただいて、鷲の川“もみじ公園”でのもみじの植樹(約3m5本 約1m2本)を行いました。近い将来、中津の秘境、鷲の川の滝と色あざやかな紅葉が、新しい日高地方の名所となることを期待しています。尚、植樹したもみじの保守、管理は矢筈老人クラブの方々が行って下さることになっています。

岸和田東ロータリー

「岸和田城の堀の水を浄化するこころみ」

大阪市立大学理学部 主任教授 谷口 誠

 研究室の片隅で実験していて、ある微生物が著量の粘性物質ポリグルタミン酸(PGA)を生産することを見つけました。このPGAは古くより納豆の粘出物の主成分として食されているとおり、グルタミン酸というアミノ酸が5千個から1万個つながった人畜無害な天然物であり、生分解性を有するという大きな特徴があります。その高い粘性はPGAのどのような構造に由来するのかということを調べていくうちに、この高分子の分解が進行するにつれて粘性が低下することがわかりました。逆に、粘性を高めるためには、PGAにγ-線を照射し、PGAの重合度をさらに高めて高分子化すればよいこともわかりました。
 つまり、γ-線で立体架橋したこの分子の空間に多量の水を含ませることができるのです。うまく架橋すれば、1グラムで5リットルもの水を吸収し保持する能力が生まれます。このような超高分子PGA重合物の物性を巧みに応用しようとする研究は、次第に熱を帯びてきたように思われます。基礎研究の成果を次々と公表し、世の中を騒がせるだけ騒がせている火付け役の自分自身は、応用研究は対岸の火事と決めつけ、いつまでも気楽に眺めているわけにはいきませんでした。
 世間の風に押されるようにして、実は苦し紛れに、水質浄化に利用できるかもしれないと予言してしまったことで、表題のような実験を始めたのです。
 幸いにも予言は的中しました。わずか1グラムのPGA重合物は1トンの水に含まれる汚濁物質を抱き込み、凝集沈殿させてしまうのです。
 今後このような試みがどこまで進展していくのか、見当がつきません。かなり公益性が高いと思われますので、少なくとも行政の取り組みが問われることになるでしょう。地元岸和田で新しい産業が創出できるかもしれません。期待したいと思います。

 (当クラブでは、このような試みを支援しています。)

和歌山東南ロータリー

WCS担当 井谷 功

 創立30周年記念事業として、フィリピン・カブヤオRCと共同でマニラ東南約45キロに位置するカブヤオ市サン・イシドロ地区に小学校就学前の恵まれない子供たちのためにデイケアセンター建設を計画。2000年12月より建設にかかり2001年3月17日無事竣工式を行うことができました。
 竣工式には会員家族12名が参加し、市長はじめ地区ガバナー、RC会員、子供たちの熱烈なる歓迎を受けました。施設は竣工式をもってカブヤオ市の管理下におかれ末永く子供たちの保育、教育の場として利用されます。

河内長野東ロータリー

当クラブの記事が「おかあさんチョット」に掲載されておりましたので、紹介いたします。

田辺はまゆうロータリー

広報委員長 辻  諦淳
広報委員  西山 博康

和歌山民間救援隊

会員に救援隊のメンバーがいて内卓で内容を知り、もっと多くの方々にも知って頂き、全国に広がる必要を感じ今回「活動表彰」させて頂きました。全国のクラブ及び地区からの支援を期待しています。

 

災害の急報

2001年1月19日
エルサルバドル地震

 エルサルバドルの住民たちは、1月13日に発生した壊滅的な地震の復旧作業に追われています。何百人もの人々の命が奪われ、数千人が負傷、45,000を超える人々が家を失い、生存をかけて闘っています。これらの被害者に仮設住宅を設置し、食糧を購入し、医療援助を提供するために、緊急の救援活動が求められています。救援活動のための資金援助を希望される方は、
「Club Rotario, Comit・de Emergencia Terremoto」と明記の上、口座番号7-34-51418-0を付記し、Scotia Bank, Col. Flor Blanca, Edificio Ahorromet, Ave. OlimPica, San Salvador, El Salvador宛に直接ご送金願います。【Swift Code for wire transfers:NOSC SV SS】。他の国々の地区は、2000-2001ロータリー年度の人道的プログラム分野に指定されたシェアの地区財団活動資金を活用されることを推奨いたします(最高米貨1万ドル)。この場合、地区ガバナーによって署名された承認を、ロータリー財団のSHARE Grants Coordinator(ファックス:847-328-8554)に提出する必要があります。災害救援への寄付は全て地区の災害救援口座に寄せられ、地区ガバナーの自由裁量で充当されることにご留意下さい。詳細は、Jose Napoleon Henriquez, Centro Profesional Presidente, Final Avenida Revolucion, Col. San Benito, San Salvador, El Salvadorにお問い合わせください。電話番号:503-278-0862(R);503-211-2100(O);ファックス:503-263-9371(R);503-243-5626(O);Eメール:Jnh@clna.com。
**2000年7月1日より、ロータリー財団は災害救援寄付を受け付けませんので、ご留意下さい。従ってこの期日以降にロータリー財団に寄せられた寄付金は、ポール・ハリス・フェロー認定の対象とならないほか、米国、カナダからの寄付者に対する税金の領収書も発行されません。引き続き犠牲者のニーズに応えたいと希望するロータリアン、クラブ及び地区は、災害の影響を受けたロータリー地区に直接寄付を送金して下さい。