クラブ職業奉仕・ロータリーボランティア委員長会議

●場所 和歌山JAビル ●日時 8月5日

クラブ職業奉仕委員会

地区職業奉仕委員長 村田 昌之

 去る8月5日(土)に和歌山JAビル5階大ホールに於いて、クラブ職業奉仕ロータリーボランティア委員長会議が開かれました。

 登録受付の後、13時30分より開会点鐘に続いて、国歌及ロータリーソングが、声高々と斉唱されました。

 水田博史ガバナーの情熱溢れる開会挨拶と、カウンセラーの堤啓治パストガバナーの紹介がされました。又地区役員の紹介が村田昌之職業奉仕委員長よりありました。

 13時40分より堤啓治カウンセラーによる講演が行われました。演題は“ロータリーの職業奉仕とIT革命”で、職業奉仕とは、又四つのテストについて、手続要覧を含めて、易しく解説されました。続いて職業の種類についての説明があり、時代の変化による職業の移り変り、又細分化が語られました。

 本題に入ってIT革命とは何かという核心に触れ、熱っぽく私達ロータリアンがこれから遭遇するであろう革命の本質と変化に、どう対応すればよいか、順々とお話しされました。

 そして21世紀における職業奉仕活動のあるべき姿が示され、前年度ラビッアーRI会長の言葉、「進んで変革と成長に応ずる心と能力が求められる世紀となるだろう」が紹介されて、講演が終了しました。

 続いて質疑応答に入り、熱心な論議が交わされました。

 14時40分より村田昌之委員長より各クラブの委員長の皆様に今年度の地区委員会の方針が示され、特に10月の職業奉仕月間での取り組み方のお願いがありました。

 休憩の後、永井孝弘ロータリーボランティア委員長よりロータリーボランティアについての細い説明と各クラブの皆さんに対するお願いがあり、続いて質疑応答に入りました。

 16時より堤啓治がカウンセラーによるまとめ、水田博史ガバナーの閉会挨拶及点鐘により今年度のクラブ職業奉仕、ロータリーボランティア委員長会議は、新しい時代に向けて希望を抱きつつ16時30分に終了しました。

「ロータリーボランティア」登録から行動へ!

               RIボランティア委員 見臺 洋一

 第2640地区にロータリーボランティア委員会が組織されたのは、1998〜1999年度(亀岡PGの年度)でした。1999〜2000年度も継続しており、ロータリーボランティアとして会員個々に登録をしていただきました。ロータリーボランティアとしての活動が今一つ理解しにくいというご意見もありますので、事例を取り上げてみました。理解を深めていただければと思います。

 堺東南ロータリークラブ(山崎博之祐会長)が、平成11年11月に実施した「健康及び療養無料相談会」は、堺市、堺市健康づくり推進市民会議の後援をうけ、9人の医師(内科、小児科、外科、整形外科、産婦人科、眼科、皮膚科、歯科)が、ボランティアとして協力しました。

 これは、クラブの会員が地元の会合などに参加して、今地区で何を求めているかを聞いたことがきっかけでした。

 400枚のポスターの寄贈をうけ、堺市の広報に掲載していただくなどPRをしました。

この行事は、第2640地区ロータリーボランティアのモデル事業として注目されていましたが、130名が相談に来られ、時間内に終わることが出来ないという盛況でした。

 ロータリー会員が核となり、地域の方々と心を一つにして協力しあいながら、ボランティア活動を行なうという「健康及び療養無料相談会」は、単にロータリーボランティアであるだけではなく、地域発展と地域広報、地元テリトリー内での新会員確保にもなったと期待されています。

 各ロータリークラブにおかれましても、出会いのなかで、実際に体験するニーズを、ロータリーボランティアの事業として考えてみることが出来るのではないでしょうか。

 あるクラブのテリトリーで、海亀が上陸する浜を汚さないように、キャンペーン看板10枚を堤防に取り付けました。会員が自分の職業を生かした奉仕活動です。個人の奉仕活動ですが、この事業をロータリークラブの理事会にはかり、会員の理解と協力を得て、保護団体に呼びかければ、ロータリーボランティアの活動になったのだ、といいます。

 ある会員が、自分の主催するコンサートに視覚障害者を招待した時、主旨の伝達方法、誘導について体験したことは、知識として持っていただけだという反省と、体で感じることの大事さを思い知らされたといいます。ロータリーボランティアは身近かなニーズの発見と、心配りと、行動力だということです。

 登録から一歩進んで、行動を起こしませんか。

 

財団法人・米山梅吉記念館

定例理事会 評議委員会

会館 理事 パストガバナー 大澤 徳平

 去る平成12年8月27日米山記念館新館会議室に於いて開催された定例理事会に出席致しましたので報告致します。

 常務理事の河口陽二郎(長泉RC)の開会の言葉に続いて、出席者8名・委任状5名・欠席2名(内1名死亡)で会の成立を宣言。理事長の内藤成雄(富士吉田RC PG)の挨拶の言葉には新館完成2年が経過、全国組織も出来上がりつつあり入館者も年間4,000人を数えるがなお一層のご理解とご支援を賜わらんことをお願いされた。

 議事は平成11年度の事業報告及び収支決算承認の件から入り監査報告・運営委員会からの委員会報告と続く。全て承認される。協議事項では平成12年度事業計画案及び収支予算案の件、運営維持賛助会員制度の件では、先のガバナー会(7月1日)に理事長が出席して記念館の運営資金の維持強化を計るため全国の会員から1人当たり100円の拠出金を懇請致した時の状況説明があり、概ね賛成のムードであったが各ガバナー地区に持ち帰り検討するとのことになる。(ロータリー文庫維持のため会員一人当たり100円拠出しているのを余りご存知ない)引き続きご理解を求めていく。賛助会員制度については存続するが一人当たり5,000円の会費を3000円に減額する。米山梅吉翁の志をインターネットのホームページで広く公開し、情報発信の準備に入りたい。藍壺(米山情報誌)の発行もホームページが出来るまでは続けたい。運営委員会からはロータリアンなら一度は来て頂きたい例会をこの会館で開くことも考えてほしい。ご理解とご支援を節に願う。

 平成12年度収支予算(案)もほぼ前年度と同じで承認されました。10月は米山月間です。ぜひ一度記念館とお墓参りを企画して下さいますようお願い申し上げ報告と致します。

 

リーダーシップ・プラン会長幹事研修セミナー

●大阪地区 日時:7月29日   ●和歌山地区 日時:8月12日 

場所:泉州ビル             場所:和歌山JA 

               地域運営改革推進WG パストガバナー 中村 幸吉

 DLPの導入については、すでにPETS、地区大会での会長エレクト部門で説明してきたところではありますが、いよいよ具体的な準備を進める必要に迫られておりますので、クラブ側のご理解を得るため、改めてクラブ会長、幹事にお集まり戴き、下記要領で研修セミナーを開催しました。念を入れるため、人数を分散し大阪地区と和歌山地区に分けて開催しております。

 セミナーでは水田ガバナーから“ガバナー挨拶として”本セミナーの趣旨ならびにDLPへの期待について、中村パストガバナーから“地区リーダーシップ・プランの概要並びに第2640地区の取組み”として一般的なDLPの説明、第2640地区のDLPへの対応、クラブ側への注文を、亀岡パストガバナーから“DLPに対する直々前ガバナーとしての期待”としてガバナーとしての体験から見た、公式訪問及びクラブとの対応におけるDLPの活用を、そして前田ガバナーエレクトから“ガバナーエレクト挨拶”として、DLPに関するクラブへのお願い、がそれぞれなされました。 そしてこの間に参加者全員にDLPに関する“その場アンケート”を行い、その結果の概略を説明し、かつ質疑を行いました。

 このアンケートでは大阪、和歌山と別開催であるにもかかわらず、DLPの理解、ガバナー補佐の役割に関するアンケート結果が期せずして、ほぼ同じカウントでありました。

地区としての1つの大きなまとまりを感じたことと同時に、綿密に計画した内容でありましたので、それなりの成果が挙がったと自負している次第であります。

 

クラブ情報・規定委員長会議

委員長 上芝 孝充

 水田ガバナー、前田ガバナー・エレクト、中村DPG、亀岡DPG、川村地区雑誌・広報委員長、他、地区幹事、地区委員のご出席のもと、クラブ情報・規定委員長会議が開催されました。

 水田ガバナーから、クラブ情報委員会は幅広く広大な調整責務を持つ重要な委員会であるので、他の委員会と連携を図り十分その役目を果たして頂きたい。との挨拶の後、中村DPG(規定審議会・地区代表議員)から2001年に開催される規定審議会と立法案の扱い、及び98年に開催された規定審議会の審議結果等々について詳しい説明があり、続いて、地区雑誌・広報委員会の川村委員長からは、活動概要の報告と共に、関連する委員会の連携の重要性に言及されました。

 情報・規定委員会からは、アンケート結果に基づき、クラブ定款・細則について歴史的な出来事も交えながら詳しく説明をさせて頂きましたが、時間が足らず十分でなかったところは後日文章で報告したいと思っています。また、委員会からのお願いとして、ロータリーとは何なんだろうという、根幹についてクラブ・ホーラムを開催して頂くようお願いを致しました。

 最後に、亀岡DPGから会員増強について、中村DPGから地区リーダーシップ・プランについてお話を頂き、大変充実した委員長会議が開催出来ました。

 

クラブ社会奉仕・環境保全委員長会議

RCCタスクフォーム RI第3ゾーンコーディネーター

パストガバナー 大澤 徳平

 中村カウンセラー、伊達岡地区社会奉仕委員長のお許しを頂きましたので、ここでRCCの5分間のスピーチをさせて頂きます。

 既にご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、手続要覧の85ページに書かれております村落共同隊(RVC)の都市版のことで地域社会共同隊 Rotary Community Corps を略してRCCと呼んでおります。

 ロータリーも変わりました。10年ほど前までは、社会奉仕は単年度で終わるものを、地域のニーズから新しい奉仕を見つけよと言われて来ましたが、今までは継続も構いません、他の人たちがやっている奉仕でも良いものがあれば共同でどんどんやりなさいと言っております。

 本年度水田ガバナーの地区運営指針は『地域の人々と共に行動しよう』であります。このRCCこそ、正しくそれであります。

 今年こそ奉仕活動を見直し、地域に密着した社会奉仕を考えておられる皆さんにお勧めのRCCなのです。

 私はRACもIACも持っていないクラブは是非このRCCを提唱しては如何でしょうか。

 社会奉仕でロータリーの存在感を示せる活動はこれだと思います。

 本年度はこれです。よろしくお願い申し上げます。

 

地区青少年交換委員会

2000〜2001年度北半球長期派遣学生に対する最終オリエンテーション

2000〜2001年度長期受入学生の受入クラブ・ホストファミリー・

クラブカウンセラーに対するオリエンテーション

●場所 和歌山JAビル ●日時 8月5日

地区青少年交換委員 藤堂 俊隆

 当日は「クラブ職業奉仕ロータリーボランティア会議」が、同ビルにて同時刻に開催され、水田ガバナーはそちらの方へ先に出席されたので、こちらは点鐘、挨拶も無く行成、和田委員の、ホストクラブへのオリエンテーションから始まった。

 外国人登録、学校訪問、クラブ・地区行事への参加、外出の件、健康状態の把握、ルールの厳守、地区補助金、小遣・弁当代等々、依頼と注意があった。

 続いて北中委員長より、ホストファミリー、カウンセラーへのオリエンテーションということで、先ずホストファミリーに対して、マニュアルを参考に、挨拶の励行、月一回の学校訪問、(担任との連絡帳で効果のあった事例紹介)、室の掃除・整理・食事の準備手伝い等、家庭での躾の微底、日本語はゆっくりと、クラブに入り複数の友人をつくる、Eメールより手紙を書こう(日本の手紙の書式、季節の言葉から始まり敬具迄)等であった。特にカウンセラーに対して、マザーテレサの言葉を引用して奉仕と愛についての話、又奈良RCの山本さんが不良の子を更生させて本国へ送った話、女子学生にはお母さん方の助けが必要なこと、原則としてホストファミリーとカウンセラーは別人であることが望ましい等、過去の経験談をもとに分かり易いオリエンテーションであった。

 ここでガバナーが戻られ、挨拶と役員紹介があり、休憩無しで引き続き質疑応答に入り、到着の日が3〜4週間も早い学生がいて(特にアメリカ)受け入れ先が大変困る(日本はお金を挟む故)との発言多数あり。小遣の地区均一化、病気になった時のこと等、間もなく現実となることへの不安と共に真剣な質疑応答であった。

 田中委員からは健康管理について、特に持病のある者は英文の処方箋を持っていくこと、インド、メキシコは、かとり線香は必需品である。又アリゾナ州は連日気温が42〜43℃なので、水を必ず持参すること等大切なアドバイスがあった。

 新宅国際奉仕部門委員長より、聞き上手になれ(つまらぬことでも聞け)との言葉が印象的であった。

 その後出席の14名の派遣学生が一人一人壇上で出発を控えてのスピーチをした。

 

1999〜2000年度派遣学生帰国歓迎会

2000〜2001年度長期受入学生歓迎会とオリエンテーション

2000〜2001年度短期派遣学生帰国報告会 ROTEX総会

●場所 和歌山JAビル ●日時 8月26日

地区青少年交換委員 植田 芳史

 地区青少年交換委員長である北中登一氏の総合司会の下、午後3時定刻に開始した。それに先立ち、別室で午後2時より、和田および納谷委員が、受入学生のオリエンテーションを行った。

 午後3時の会議は、水田ガバナーの点鐘の後、受入学生の国歌演奏のテープが流された。
 さすがというか、お国柄か、各国の学生は、自国の国歌が演奏されるときは、左胸に手を当てたり、気をつけの姿勢をとったりする姿が、目に付いた。

 また、歓迎会終了後、ROTEXの総会が行われた。帰国学生は、帰国後すぐに大学受験の時期となるので、直ちにROTEX活動をすることが困難である、という意見が多かった。でも、大学受験終了後は、バリバリROTEX活動をします、という頼もしい意見も聞かれた。(自分が受けた恩恵を少しでもお返しするという意味では、このような意見が当然であろう。ROTEX総会参加者が少ないのが、気になった。)

 

帰国学生 米国より

 一年中宿題に追っかけられ、頭痛と涙の連続であったが、ホストファミリーが乗馬の趣味があり、私も楽しめたし、千人ほどの会場での一輪車に乗ってのタレントショーに感動した。

 肌の色が違うことで、偏見というか差別を感じた。

 物の見方も変わったと共に日本のよさも解った。

帰国学生 米国より

 自分の意見をはっきり伝えないといけない国。

 ドイツ系の住民が多い所で差別はなかった。

 他の国の友人がふえ、今度はそちらへ行きたい。

帰国学生 インドより

 カースト制度の現実を見た。右手で食事をした。

 普段では体験出来ないことが出来、感謝している。

帰国学生 ドイツより

 お互い誤解している点が多いが、18K太った。

 感動と苦難の連続であったが今はドイツが恋しい。

帰国学生 メキシコより

 日本とメキシコでの自分は随分違うように思う。

 学校の友達が根気よくスペイン語を教わり、週末はパーティーの連続であった。特別扱は無かった。

帰国学生 タイより

 タイ語でスピーチをします。一年間留学で3〜4ヶ月でタイ語が通じる様になった。米は全体的に日本米と似て現地ではおいしかった。

 

受け入れ学生の挨拶

 受け入れ学生23名は、全員日本語スピーチをした。『どうぞ、よろしく。』といった簡単な挨拶であったが、一年後に帰国するときは、さぞ流暢な日本語を聞かせてくれるものと思います。ただ、タイからの学生は、相当流暢な日本語使っていた。以前来日したことがあるということであったが。

 ただ、日本でのホストクラブの名前を言うことのできる人は、少なかった。関心が薄いのであろう。各受け入れクラブの苦労を思うと何かさびしい気もしますが、彼らは、日本ロータリークラブのお世話になると思っているのであろう。

 メキシコからの留学生、JUAN CARLOSが、メキシコの民族衣装に身をかため、「ベサメ ムーチョ」と「私は、あなたの腕の中で、目がさめた」の二曲を、カラオケをバックに披露した。その後、「誰かほかに歌いますか?」という司会者の声に答えて、米国よりの留学生一同が、即席の合唱団を編成して、「I am a little pot」という歌を披露した。いかにも、アメリカ的な光景であった。