2001年規定審議会報告

・・・Simplify(判りやすく説明)されたロータリー・・・

2001年規定審議会
第2640地区代表議員
中村 幸吉

 2001年4月21日(土)〜27日(金)に米国イリノイ州シカゴ・マリオットホテルで2001年規定審議会が開催され、631件の立法案が、今回、初めて導入された電子投票システム(キーパッドと呼んでいます)の採用のもと、きわめて民主的に審議され、55件の制定案(RIの組織規定を改正する案件)と43件の決議案(RIの組織規定を改正することなく、意見を表明したり、方針や手続きを推奨する案件)が採択されました。(他に3つの立法案がRI理事会に付託)。
 今回の審議結果の目玉は、何といっても "職業分類の原則を維持しつつ、クラブの会員の種類を正会員と名誉会員に簡素化(Simplify)する"(審議会番号CL-01-148、審議順位OC-12)です。(賛404票、否76票の圧倒的多数で採決)、そして、"クラブ定款の簡素化(Simplify)"(CL-01-527、OC-10)及び "出席の免除をクラブ理事会が認める"(CL-01-76、OC-34)といった我々の身近のルールの変更が採択されています。もう一つ、"ニューモデルクラブに関するクラブ定款例外規定"(CL-01-186, OC-11)がかなりの賛成数(330票)で採択されたことです。
 これらの案件がかなりの高い賛成票によって採択されたことは世界のロータリーの動向を認識する上できわめて重要ですから、充分にその内容を吟味、理解をして戴きたいと考えております。一言でいえば、サブタイトルに掲げてありますように、ロータリーがSimplify(簡素に判り易く説明)されつつあるということです。その意義と効果については何れ機会を見て、持論を述べたいと思っております。
 さて、地区代表議員の義務として、当地区・クラブから提案した案件(計5件)の帰すうをご報告しなければなりません。残念ながら、今回は採決にこぎつけることができませんでしたが、以下、述べますように、提案したことの意義はそれぞれにあったということはご報告できます。
○地区大会提案 "ロータリー財団学友をアディショナル正会員へ"(CL-01-181、OC-16):これはOC-12の案件が先に採択されていますから、審議の時点ですでにアディショナル正会員の制度がなくなっていました。しかし、提案説明はルール通りきちんとやっておきました(賛102票、否376票)。審議の中で賛成発言があり、財団学友に対する評価が大変高かったことを附記しておきます。
○岸和田クラブ提案 "例会を4回まで(連続は3回まで)取り止める"(CL-01-11、OC-21):提案の時点ですでに、OC-19で "連続4回" まで取り止めるという、よりゆるい案件が採決されておりましたので、共同提案クラブと相談し、取り下げました。
○和歌山西クラブ提案
"例会を3回まで取り止める"(CL-01-15、OC-141):シカゴへ行く前にもし上(岸和田)の案が通ったら、そのほうがきつい案ですから、"その時点で取り下げましょう" とクラブ側に了解していただいておりましたので、私の名前で取り下げました。
○岸和田クラブ提案 "直前会長の件"(CL-01-121、OC-197)
"例方の行政機関"(CL-01-136、OC-204):この2を否決されましたが、それぞれ賛成意見があり、特に後者では現に地域の行政機関と提携しているという事例の紹介まであり、関心の深さを示していました。
 以上が、今回の規定審議会の要点ですが、これらについては帰国の翌日(4月30日)にありました地区協議会で緊急に報告し、6月5日(火)の報告会(前及び現クラブ情報規定委員長を対象に)で精しく報告してあります。
 なお、採択された案件はすべて7月1日より施行されます。しかし、細かい点の調整が現在、国際ロータリーの定款細則委員会で行われております。判り易いところは実施し、おかしいと思われるところは2001年版手続要覧が出来るまでお待ち下さい。
 また、規定審議会の結果については以下の資料が役立ちます。私なり、ガバナー事務所へお問い合わせ下さい。

 資料1. 地区協議会報告(未刊)
   〃 2.2001年規定審議会 審議結果一覧表(6/5配布資料)
   〃 3.クラブ定款・細則関連(規定審議会資料( 〃 〃 ))
   〃 4.ロータリーの友(6月号) ページ42
   〃 5.決議報告書(国際ロータリー2001年規定審議会
              6/30 RIから各クラブ幹事宛発送)
   〃 6.Revised Constitutional Documents of Rotary International
      (国際ロータリー改訂定款類)
      (7月初旬 ガバナー及び代表議員入手、
      RIウェブサイト http://www.rotary.org. ただしすべて英文)
                                   以上

 

(ホームページ製作者注:ロータリージャパンウェブhttp://www.rotary.or.jp/もご参照下さい。)

 

第92回ロータリー国際大会に参加して

オン・ツウ・サンアントニオ委員会
委員長 深井 俊明(岸和田北)

 今年はアメリカ合衆国テキサス州のサン・アントニオ市で6/24(日)〜6/27(水)にかけて開催されました。登録人数で世界各国から約24,100人、日本から約1,470人の参加と聞いております。我々の2640地区からは90人を超すロータリアンとその家族が出席致しました。
 ところでこのサン・アントニオは「アラモの砦」があまりにも有名です。時は1836年当時テキサスはスペインから独立し、メキシコ領でありましたが、テキサスの自治権を求める義勇軍(指揮官トラヴィス大佐、英雄デヴィー・クロケット、ジェームス・ボーイ達)188名がメキシコの独裁者サンタアナの率いる4000人のメキシコ軍とこの砦を拠点として戦い、一人残らず全員が壮絶な最後を遂げます。アラモの砦の陥落46日後メキシコ軍は「Remember Alamo」の掛け声も勇ましいサム・ヒューストン将軍率いるテキサス軍に壊滅され、ついにテキサスは独立します。その9年後1845年12月29日テキサスは合衆国に併合されます。この戦いのためサン・アントニオは「アラモ」を知らずしては語れないと今でも言われています。
 このアラモの砦(元は教会の建物)今も街の中心部に名所として残されています。またサン・アントニオはメキシコ国境に近く文化的にもラテン・アメリカのカラーに満ちています。ダウンタウンの中心部を流れるアントニオ川をパセオ・デル・リオ(川の散歩道)と呼び、この両岸にはさまざまな風味を楽しませるレストラン、メキシコ民芸店、デキシーランド・ジャズの名演奏などでサン・アントニオの魅力をかもし出しています。
 6/23(土)は前夜祭NIOSA(Night in Old SANANTONIO)がコンベンションセンター前の広場で開催されました。我々も屋台の七面鳥の串刺しをかぶりながら歌と踊りの祭典をおおいに楽しみました。ここで私はデブリン会長とお会いしたところ快く握手して写真撮影に応じて下さいました。彼の振舞いや人柄はその場の人達に親近感を抱かせていました。
 翌24日(日)の開会式はアラモドームという大きなドーム球場を使用して15:30〜18:00に行なわれました。まず始めに馬に乗っての壮観な国旗入場式はさすがテキサスという感を抱かせました。アメリカ合衆国歌に続いてメキシコ国歌を全員起立して合唱したのち、馬車でテブリン会長夫妻が入場する演出で会場を沸かせました。

 

2002〜2003年度
財団国際親善奨学生地区大会選考試験

財団奨学金委員長 後藤 幸男(美原)

 5月12日(土)、13日(日)の2日間にわたり、2002〜2003年度ロータリー財団国際親善奨学生の地区選考試験を和歌山JAで行いました。1回目は午前10時より小論文、外国語(留学先国)への翻訳、それに一般常識問題の筆記試験を行いました。2回目は午前9時半より瀬戸パストガバナー、水田ガバナー、前田ガバナーエレクト、小島財団部門委員長、岩本次期財団委員長、川端学友委員長および財団奨学金委員、地区幹事の出席のもとに面接を行いました。終了後1日目の筆記試験の結果と面接について総合的に長時間に渡り、慎重に審議した結果16名を合格(女12名、男4名)と決定いたしました。
 今回は昨年に比べると応募者がやや少なく、募集のための宣伝が足りなかったかと反省した次第です。また、最近の傾向ですが、女性の応募が圧倒的に男性を上回り、世相を反映しているようです。
 なお、今回の地区選考試験に際し、クラブより多数ご推薦をいただきありがとうございました。特に各2名の合格者を出した堺泉ヶ丘クラブ及び大阪狭山クラブにはスポンサークラブとしては各1名という内規に従ってやむを得ず、各1名を他クラブに変更していただいたことに深く感謝申し上げます。

 

米山学友会
春のバスツアーについてご報告

学友会会長 賈 金柱

 2001年5月13日の朝に、国際ロータリー第2640地区学友の皆さんとロータリーの先生方、合わせて全員で45名が集合し、、旅が始まりました。
 ロータリー米山の先生方は、バスツアーのことについて、前もって細かく丁寧に考えてくれたお蔭様で全て予定通りでした。
 出発に際し、米山記念奨学会地区担当理事大丸昌譲様と米山記念奨学金委員会委員長松下光春様のご挨拶、またこの旅について安全を祈ることと国際親善友好を願うことを私から学友の皆さんへ伝えました。
 毎年慣例のバスツアーは米山記念奨学生と学友にとって非常に大切な出会いの機会でございます。皆様は毎年お忙しい勉強と仕事の日を送りながらも、これを通して日本文化と社会を知るために一つの窓口になることが間違いないと信じております。また、それぞれの国からの留学生は違う文化と背景を持ち、お互い話し合いが出来て、相互理解の具体的な交流場所になると私は痛感しております。
 夕方に解散する時、皆さんの笑顔を見ることが出来、大変楽しく充実した1日でした。

 

クラブ青少年活動委員長会議

青少年活動委員会委員長 辻 秀和(河内長野)

 平成13年6月10日1時半より、泉州ビルBFに於いて、水田博史ガバナー、河合利晴地区代表幹事、角谷泰三次期代表幹事、又多数のクラブの委員長のご出席のもと、本年度の青少年活動の締めくくりの会議が開催された。司会は平瀬有里地区幹事補佐、会議の進行は眞野賢司委員が担当した。
 水田博史ガバナーはRIでは新世代部門が青少年活動部門という名をつけたものに変るように、一握りの出来事にも多くに影響がでる。今後とも青少年の為により一層のお力添えを…と、青少年活動の大いなる必要性を力強く述べられた。
 河合地区代表幹事からの役員の紹介の後、私は皆様に一年間のご協力のお礼を述べた後、眞野委員の進行でIM一組から順に本年度の活動報告が行われた。
地域の子供達に何か奉仕をのテーマのもと、各クラブの委員長から活発な報告がなされ、家庭、学校、地域が力をあわせて青少年の健全育成にあたらねばならないというように、各クラブからは真摯に青少年の育成に対する熱意のこもった報告がなされた。各クラブの活動の様子は、今後の指針となるよう後日、冊子にまとめる事にした。各委員長にお礼と感想を申し上げ、総評として米本直樹新世代委員長よりインターアクトの年齢が中学生の年齢対象になり、府立高校のインターが開発されている。などインターアクト、ローターアクト、青少年に対する今後の活動の指針が説明された。
 又、閉会のご挨拶の中で水田ガバナーは青少年と同じ目線であたる事、子供とロータリアンと同じで活動して欲しいと述べられご支援を頂いたことに対する感謝のお言葉ののち、無事会議は終了した。

 

第19回
ローターアクト地区大会報告書

 6月2日、3日 第19回ローターアクト地区大会が、泉大津で開かれました。
 第1部の式典では、水田ガバナーの祝辞や表彰式があり、午後の第2部では結婚したアクトの紹介や、アクトを卒業する会員に花束贈呈等があり、楽しかった地区大会も終了致しました。
大会テーマ 「達成」
地区ターゲット 「一番」
ホストクラブ 泉大津ローターアクトクラブ
協力コホストクラブ 岸和田   〃
泉佐野   〃
提唱クラブ 泉大津ロータリークラブ
場  所 サンルートホテル関空
参加人員 ロータリアン 40名
ローターアクト 100名
来  賓 水 田 ガバナー
前 田 インカミングガバナー
小 島 ガバナーノミニー
茶 谷 泉大津市長

 

 

インターアクトクラブ
新入生歓迎会

日時:6月3日(日) 場所:ハーベストの丘

 初夏の陽気のなか、IAC新入生歓迎会が堺市泉北のハーベストの丘にて行われた。午前の部では本年度のターゲットが採択され、午後の部では、各校1名ずつ集まってグループ討議をして親睦を深め、その後ビンゴゲーム等を行い楽しい中にも有意義な1日を過ごした。

地区月信担当 白樫 隆彦

 

ロータリー財団国際親善奨学生
2001-2002年度 第5回 2002-2003年度 第1回
合同オリエンテーション

財団奨学会委員長 後藤 幸男(美原)

日時:2001年6月16日(土)
13:00〜19:00
場所:泉大津リソースセンター

 6月16日(土)に前月決定された2002‐2003年度財団国際親善奨学生の第1回オリエンテーションを13時から1時間余りを費やし主に英文申請書類の書き方などの指導を行った。引き続き2001‐2002年度奨学生の最後のオリエンテーションを17時頃まで行い、留学のための最終チェックを各人について行った。また瀬戸パストガバナーからは人類の福祉と平和のための平和親善使節として留学して下さいと、また前田ガバナーエレクトからは我々の若い頃は戦争で留学なぞ全く想像もつかない時代であった。精一杯しっかりと親善の責を果たして来ていただきたいと、そして水田ガバナーからは奨学金制度のみならず、ロータリーの素晴らしさをよく味わって来て下さいという様な趣旨のお話をいただいた。その後19時位まで歓送会を兼ねた懇親会を行ない、新たに奨学生になった者同士、或いは間もなく出発することに胸を膨らませている奨学生との交流などに花を咲かせた。
 なお、2002‐2003年度財団国際親善奨学生に選出された16名の氏名を以下に記します。

 

1 6ヶ月文化研修 林万里子 堺西
2 6ヶ月文化研修 丸本奈央子 串本
3 6ヶ月文化研修 橋本由美 堺おおいずみ
4 1学年度 三友敦子 堺泉ヶ丘
5 1学年度 吉田幸恵 堺南
6 1学年度 的場香織 有田
7 1学年度 村崎陽子 岸和田
8 1学年度 富永栄二 河内長野
9 2年間マルチイヤー 清水努 大阪狭山
10 2年間マルチイヤー 石橋しのぶ 松原
11 2年間マルチイヤー 西原暁子 堺泉北
12 2年間マルチイヤー 田中正彦 堺中
13 2年間マルチイヤー 池川千晶 堺東
14 2年間マルチイヤー 阿比留睦美 富田林
15 2年間マルチイヤー 岩橋知行 和歌山北
16 2年間マルチイヤー 辻澤明子 和歌山

 

 

クラブ情報・規程委員会

日時:6月5日13:00より
場所:泉大津リソースセンター

 

新旧合同地区委員会

日時:6月9日
13:00〜17:00
場所:全日空ゲートタワーホテル