ブリスベーン国際大会に参加して

ガバナー 前窪 貫志
サンシャインシティーと呼ばれるブリスベーンにしては珍しく雨もよりの日が続いたことは歓迎されたのかそうじゃないのかと判断に迷いました。いわく、観光とゴルフ等にはすこぶる迷惑そのものの、国際大会と○○ツアーは、SARSとお天気に大きく影響を受けたことは歴然としています。SARSの関係で返金する登録料はあったように聞きました。その中で得た情報では約15,500名の登録で第1位がオーストラリアで5,056名、第2位はアメリカの4 , 252名、第3位は数字がずっと下がって、1,556名の日本となっているようです。

公式国際大会の行事は5月29日(木)より始まり青少年交換役員会議歓迎レセプションと国際研究会歓迎レセプションより始まりました。
私は国際研究会レセプションの方に出席、そこでは2002〜2003年度のRI役員が殆ど出席しているようでした。(要チケット$20)5月30日(金)は朝9時15分より国際研究会が始まり現在のロータリーは時世にあっているかどうかで、3名づつのパネラーが壇上にて、あっている、あっていないのディベートを展開して、なかなか興味を持てる進め方でありました。多分詳しくはRIのホームページに出ると思います。検索して下さい。(同時通訳ありました)

昼食会(要チケット$20)の後に日本語のセッションに出席・・・・なかで色々な発言がありましたが101年目からのロータリーも話題になり、我が意を得たりの感がありました。当地区では地区の方針の中にあります故。日本語のセッシヨンは、本年度より採用されたようです。多分板橋、菅生両理事が努力なさったのでしょう。
一番気になったのは、このようなプログラムが日本から参加している全員が知っていたかどうか。プログラムがもっと早く手に入っていると日本からの参加がもっとあったと考えられます。RI理事、RIパスト理事、ガバナー、パストガバナー、ガバナーエレクトの範囲ぐらいの気がしました。この日は会場の広さからいってもさまにはなっていました。

5月31日(土)は朝の研究会にて次年度RI会長予定者のジョナサン B.マジアベの話を聞きその話題について、フロアーからの激励の言葉、質問等が出て活発に進行しました。
いわく、貧困の問題、識字率の問題、ポリオを中心とする健康の問題、ロータリーファミリーの問題と幅広く出ました。
午後は本会議場に行き、まず信任状の査証を申請し、投票代議員の資格を頂いて来ました。(預かっていった72クラブ分)夜は恒例のジャパン・ナイトをアランデルのゴルフクラブのホールにて盛大に開催されました。現地タスマニアの現ガバナー夫妻を招待し内容も非常に充実、エンターテイメントもアボリジーニのダンスと音楽を堪能、SARSの関係で参加者はかなり減少しましたが、泉大津クラブの皆様のご努力で内容の濃い会合になりました。感謝・・・

6月1日、いよいよ開会式の当日、本会議は会場の関係で3回に分けられました。
第1回目は13時〜15時、第2回は16時30分〜18時30分、第3回は20時〜22時。朝9時〜10時30分迄は日本朝食会が会場Plaza Terrace Roomにて、ラタクルRI会長、マジアベ次期RI会長各理事・役員が出席ののもと開かれました。
広いテラスルームが一杯になる人員が出席にて、その席に於いて、2004年5月の大阪世界大会のPRを千委員長がやり、スタッフの紹介がなされました。
ビチャイRI会長のウィットにとんだ挨拶はいつも流石の感じで聞かされました。マジアベ次期RI会長はアデ夫人の病気については一切ふれずじまいでした。

いよいよ大会開会の時間になりました。恒例の参加各国の紹介が始まりました。いきなり馬に乗って来た人が舞台に上がって来たのは驚きでした。牧畜の国、オーストラリアらしいとも感じました。広い通路の意味が解った一瞬でもありしまた。何時参加しても、紹介が長いと感じる筈があまり思わないような演出は流石でした。
160何ヶ国の紹介が済み、開催地ブリスベーンの首長がビデオにて挨拶、日本のように代読よりはましかと思いました。
ここで真打ちの登場、本日の主役ビチャイラタクルRI会長相変わらず人をひきつける話をしました。これはウェブサイトでご覧下さい。後は音楽で楽しんでRI会長の挨拶だけが印象に残るように最高の演出でしょう。これが、3回あったわけです。会場が狭いのも大変・・・大阪ドームで本年の参加者の数ですと、これも少なすぎての感があるかも・・・

2日目の日本語のセッションは当2640地区パストガバナーの中島治一郎が議長となり、パネリストはRI理事ノミニーの南国義一ロータリー財団地域コーディネーター同じくRI理事エレクトの田中作治ロータリー平和地域コーディネーター、同じくパネリストにスティーブk.ヨシダ四大奉仕部門委員会委員、米国アラスカ、ホーマーカチェマック・ベイ・ロータリークラブ、ロータリーの四大奉仕部門の原点について、議論がなされました。
ヨシダ氏の話でロシアのロータリーの情報があり、現在、ロシアは36のロータリークラブがあり、かなりの勢いで増える感じでした。参加者30〜40名の間でした。

3日目の日本語セッションは1000名ぐらい入る会場に30名ほどの参加でした。主催者側の皮肉かと思いました。議長 豊島徳三愛知のガバナーエレクト、欠席で京都の小谷三RI理事が代りに議長をやり、パネリストに岩井敏世界社会奉仕委員、PG、重田政信識字率向上委員渡辺好政100周年記念運営委員でした。折角素晴らしい企画で内容豊富な会議なのに非常にもったいない気がしました。原因を私なりに考えましたが、まずPR不足、大会プログラムが事前に手に入らなかったことが大きな原因でしょう。

4日目の閉会式で一番印象に残ったのしはやはり、ビチャイラタクル会長の話でした。皆様のお陰で無事RI会長を終えられそうです。7月からは母国(タイ)トンブリの一会員として、ホームクラブの役につけるように、次年度のクラブ会長にお願いするそうです。これでこそロータリー。よりロータリーが好きになりそうです。
以上