会長・幹事部門懇談会(4)

小島ガバナーのスピーチ

先ず、地区の大事な現況報告を致します。皆様に関心のある問題の1つに増強があります。去年71日スタート致しまして20数人減っております。なお、新しいクラブが生まれ28人のチャーターメンバーの方が拡大されましたが、にも拘らず現在22人減っております。去年の会長さんのアンケートでは5%程度の増強は必要との認識がありました。各クラブの会長・幹事さんは「やっぱり増強は大事」と思っておられます。経済情勢の非常に難しい時ですがより一層のご協力をお願いします。拡大については前期の引継で大阪狭山市に大阪金剛RCが28名のメンバーで誕生し、IM7組の所属となりました。

米山奨学会から今日宮崎さんがお出でですし、大丸PDG、瀬戸PDGもご出席されております。米山は3月末現在1人頭19,000円強という寄付を頂戴しておりますが、46月になると、1人22,000円程度はいけそうに思っております。19,068円は日本の34地区内で3番目です。奨学生の国別では中国が18名、韓国3名、台湾4名、タイ・ネパール各2名、クロアチア・バングラデッシュ・ベトナム各1名の世話をしております。米山奨学生はあまり日本の家庭に入っておりません。是非日本の家庭生活を少しでも理解する為にカウンセラーさんが興味をもたせて下さい。

2005年迄にポリオを終結さそうとロータリー財団は今年、一般寄付よりポリオの指定寄付$135/人目標でしたが、3月末で$139のご寄付を頂き、目標通りにやれ誠に有難うございました。トータルで$225位となり、平均的な事と思います。

又、財団は皆様の寄付を頂戴し、毎年10〜15名の留学生を方々へ留学させております。その中に6ヶ月語学研修があります。英語以外の言語の研修を進めております。林万里子さんは堺西RCの推薦によりドイツで6ヶ月研修を受けて帰って参りました。彼女は全く耳が聞こえない、彼女の世界には音そのものがないのです。選考テストの時、委員全員目を剥きました。耳が聞こえないのにドイツ語を学べるのか??しかし彼女は努力して日本語は少ししゃべれました。非常な努力で「やります」と訴えられ、選考委員もその気になり送り出しました。ドイツから帰ってきて「最高に充実した半年やった」と私にメールをくれました。ドイツのロータリアンのホームステイ先で、万里子さんが毎日日記を書いているのを父さんが添削し大きな声で読んでくれたそうです。特に娘さんが読んでくれた時は、眼は唇を見て手は喉をさわらせてもらって「音」を感じていたのです。最後にホストクラブへさようならの挨拶をドイツ語でしたのですが、解ってもらえたのか話が終わると出席ロータリアン全員が立ち上がって拍手をしてくれたので、私は涙が止まりませんでしたという手紙をもらいました。障害者の方でもロータリークラブのお世話でなら何事も出来る様におもえるのでないでしょうか。皆様どうぞ林万里子さんを貴クラブの卓話にお招き下さい、きっと感動があります。彼女に祝福を! 有難うございました。